こんにちは、株式会社中島造園です。
私たちは、全国のご家庭や店舗に向けて「ヤシの木」を販売しています。
南国の雰囲気が漂うヤシの木は、庭に1本あるだけでガラリと空間の印象を変えてくれる魅力的な植物です。
しかしその一方で、「思っていたのと違った…」「管理が大変だった…」と後悔してしまう方がいるのも事実。
それは、多くの場合**“勘違い”からくるミスマッチ**です。
今回は、ヤシの木を販売してきた私たちが現場でよく耳にする、購入時にありがちな「5つの勘違い」と、それぞれの具体的な対策方法をご紹介します。
これからヤシの木の導入を検討している方にとって、失敗を防ぐためのガイドとなれば幸いです。

勘違い①:「ヤシの木はどれも同じだと思っていた」
❌ 実は…品種によって性質も見た目もまったく違います!
「ヤシの木=南国風で葉が広がっているやつ」
という漠然としたイメージだけで購入してしまう方が少なくありません。
しかし、ヤシの木には数百種類あり、日本で流通しているだけでも10種類以上の代表的な品種があります。
たとえば:
- ココスヤシ:葉が青みがかっていてアーチ状。耐寒性が高く関東以北でも育てられる。
- ワシントンヤシ:幹がスラリと伸び、葉は小さめで高さが出やすい。
- カナリーヤシ:幹が太く重厚感あり。豪華な見た目で人気だが寒さにはやや弱い。
✅ 対策:目的・地域・設置場所に合った品種を選びましょう
・寒冷地ならココスヤシ一択!
・高さを出したいならワシントンヤシ
・ラグジュアリーな印象にしたいならカナリーヤシ
プロの販売店に相談し、自分の目的に合った品種を選ぶのが、最も確実な方法です。
勘違い②:「どこにでも植えられると思っていた」
❌ 実は…スペースや日照、風通しが超重要!
「庭の空いてるところにとりあえず植えよう」
そんな感覚でヤシの木を設置すると、後々トラブルになることがあります。
- 幹が予想以上に高くなって隣家とトラブルに
- 葉が広がりすぎて駐車場を圧迫
- 根が浅く広がるため、ブロック塀や配管への影響もありうる
✅ 対策:成長後のサイズを想定し、設置場所は慎重に選ぶ
ヤシの木は成長が遅いですが大きく育つ植物です。
購入時の見た目ではなく、5年後・10年後のサイズ感をイメージして設置場所を決める必要があります。
また、日当たりのよい南側で風通しの良い場所がベストです。

勘違い③:「ヤシの木は屋内でも育てられる?」
❌ 実は…庭木として売られているヤシの木は“屋外専用”です!
「お店の観葉植物のような感じでリビングに置きたい」とご相談を受けることがあります。
しかし、ココスヤシやカナリーヤシなどの本格的なヤシの木は庭木・外構用であり、屋内での育成には不向きです。
もちろん、ヤシ科の中には「テーブルヤシ」「アレカヤシ」「ケンチャヤシ」など観葉植物向けの品種もありますが、これらはサイズも性質も別物です。
✅ 対策:屋外専用と観葉植物用のヤシを区別しよう
・屋内で楽しみたいなら観葉植物向けのヤシを選ぶ
・外構や庭に使いたいなら耐寒性・耐風性のある品種を選ぶ
購入前には「このヤシの木は屋外用ですか?」と確認することをおすすめします。
勘違い④:「手入れは一切不要だと思っていた」
❌ 実は…最低限の管理は必要です
「放っておいても大丈夫」と思われがちですが、ヤシの木も生きた植物。以下のようなメンテナンスは必要です。
- 枯れた下葉の剪定(年1~2回)
- 冬の防寒対策(寒冷地)
- 施肥(年2回程度)
- 鉢植えなら水やり管理
放置すると、見た目が悪くなるだけでなく病害虫の原因にもなり得ます。
✅ 対策:剪定・肥料の基本だけは押さえておく
- 剪定は軍手・剪定ばさみを使い、安全に処理
- 肥料は春と秋に緩効性肥料を少し与えるだけでOK
- 寒冷地では不織布などで幹や葉を保護
ポイントを押さえれば、ほとんど手がかからず長期間楽しめる植物です。

勘違い⑤:「ヤシの木はどこで買っても同じだと思っていた」
❌ 実は…品質・個体差・アフター対応に大きな違いがあります!
ネットで「ヤシの木 通販」と検索すれば、たくさんのショップが出てきますが、同じ品種でも品質に大きな差があることをご存じですか?
- 葉の色・張り・幹の太さ・根の状態
- 配送中のダメージ対策
- 植え方のアドバイスがあるか
一見安い商品でも、「届いたら葉が折れていた」「幹がぐらついている」などのトラブルになるケースも。
✅ 対策:信頼できる専門店から購入する
- 現物写真を事前に確認できるか
- 植え方の説明や相談サポートがあるか
- アフターケアや質問対応ができるか
中島造園では、一本一本手入れされたヤシの木を写真で確認いただいたうえで販売しており、全国発送・植え付け相談・アフターフォローにも対応しています。
まとめ:ヤシの木購入で後悔しないために
ヤシの木は、おしゃれで存在感のある理想的な庭木ですが、間違った理解で購入すると「こんなはずじゃなかった…」という事態になりかねません。
もう一度、よくある勘違いと対策を振り返ってみましょう。
勘違い | 対策 |
---|---|
ヤシの木は全部同じ | 品種ごとの違いを理解して選ぶ |
どこにでも植えられる | 成長後のサイズを見越して設置場所を決める |
屋内でも育てられる | 観葉植物用と庭木用を区別する |
手入れ不要 | 剪定・施肥など最低限の管理は必要 |
どこで買っても同じ | 信頼できる専門店で現物確認できるところを選ぶ |
ヤシの木のご相談・ご購入は中島造園へ
✅ 全国発送対応
✅ 品種選び・設置場所のアドバイスも可能
✅ 現物写真で安心購入
✅ 植え付け・剪定相談もお任せください!