「庭にリゾート感がほしい」「カフェや店舗を南国風に演出したい」
そんな願いを叶えてくれるのが、存在感抜群のヤシの木です。
幹のスラリと伸びたフォルム、放射状に広がる葉、そのどれもが人目を引き、非日常空間を演出してくれます。
ただし、ヤシの木には**「地域との相性」**という大きな壁があります。
「寒さに弱いんじゃないの?」「雪が降る地域では無理?」
そんな声をいただくことも少なくありません。
結論から言うと――
正しい品種を選べば、全国どの地域でもヤシの木は育てられます!
今回は、日本全国をエリアごとに分けて、気候に合ったおすすめのヤシの木をご紹介します。
地域に合った品種を選ぶことで、失敗しない・長く楽しめるヤシの木ライフを実現しましょう。

【地域別ガイド①】北海道・東北エリア(寒冷地)
▶ 特徴
- 冬の最低気温:-5℃〜-10℃以下
- 雪が積もる
- 風が強く乾燥もある
❌ 注意点
南国育ちのヤシの木にとっては非常に過酷な気候。寒さや霜、積雪で葉が枯れる恐れあり。
✅ おすすめ品種:ココスヤシ(Butia capitata)
- 耐寒性:-10℃程度まで耐える
- 葉はシルバーグリーンで柔らかくアーチ状
- 成長が遅く、手入れも簡単
- 地植えでもOK、寒冷地No.1人気
※防寒対策として、冬場は幹や葉を不織布や藁で巻いて保護することが重要です。
【地域別ガイド②】関東・中部(東京・名古屋・静岡など)
▶ 特徴
- 冬の最低気温:-1℃〜-5℃
- 霜が降りることはあるが積雪は少なめ
- 比較的温暖で日照時間も多い
✅ おすすめ品種:
◯ ココスヤシ
- 寒さに強く、この地域では防寒対策不要
- 日当たりさえ良ければ、放任でも美しい樹形を保つ
◯ ワシントンヤシ(Washingtonia robusta)
- 成長が早く、スラリと伸びた幹が印象的
- 見た目のインパクトが欲しい方におすすめ
- 耐寒性もあるが**-5℃以下になる地域では霜対策を**

【地域別ガイド③】関西・中国・四国エリア(大阪・広島・高松など)
▶ 特徴
- 冬も比較的温暖
- 日当たりの良い場所が多く、乾燥もしにくい
- ヤシの木にとって非常に育てやすい気候
✅ おすすめ品種:
◯ カナリーヤシ(Phoenix canariensis)
- 幹が太く、どっしりとした存在感
- 高級感・リゾート感を求めるならこの品種
- 耐寒性:-3℃程度まで。霜対策は念のために。
◯ ビロウヤシ(Livistona chinensis)
- 葉が扇状に広がり、やや和風にも合う
- 神社や庭園にもよく使われる万能型
【地域別ガイド④】九州・沖縄エリア(福岡・熊本・那覇など)
▶ 特徴
- 年間を通して温暖
- 冬の最低気温:0℃〜10℃
- ヤシの木にとって理想的な育成環境
✅ おすすめ品種:
◯ カナリーヤシ
- 地植えでものびのび育つ
- 数年で大きく成長し、まさにシンボルツリーにふさわしい
◯ フェニックスロベレニー(Phoenix roebelenii)
- 小型の品種で鉢植えでも育てやすい
- 飲食店や施設の屋外・屋内装飾に人気
◯ トックリヤシ
- 幹が徳利のように膨らんでいるユニークな見た目
- 南国感が強く、リゾートホテルなどでよく見かける品種
【番外編】室内で楽しめる観葉ヤシはある?
「寒冷地だけどヤシの木を楽しみたい」「庭がないけど南国気分を味わいたい」
そんな方におすすめなのが、観葉植物向けのヤシ品種です。
✅ 室内でも育てられるヤシの例
品種 | 特徴 |
---|---|
アレカヤシ | 葉が細かく明るい緑。育てやすく人気No.1観葉ヤシ |
ケンチャヤシ | 耐陰性が高く、室内の暗い場所でもOK |
テーブルヤシ | コンパクトで卓上でも置ける。初心者に最適 |
観葉ヤシは寒さに強いわけではありませんが、室内であれば全国どこでも楽しめるのが魅力です。
地域別に育てれば、ヤシの木は失敗しない!
ヤシの木は「南国限定の植物」ではありません。
地域に合った品種を選び、適切な管理をすれば、日本全国どこでも育てることができます。
あなたの街に似合うヤシの木を、ぜひ見つけてみてください。
中島造園のこだわり|地域に合ったヤシの木をご提案します!
- ✅ 全国発送対応(北海道から沖縄まで)
- ✅ 現物写真付きで1本1本を厳選
- ✅ 気候・設置環境に合わせた品種提案
- ✅ 植え付け・剪定・管理方法のアドバイス付き
あなたの街にも、ヤシの木のある暮らしを。
南国の木が、実はあなたの家の庭にも合う――
そんな発見が、今日から始まります。
ヤシの木選びで迷ったら、地域密着+全国対応の中島造園にお気軽にご相談ください!