南国風の庭は、写真で見るとどれも素敵に見えます。
ヤシがあって、緑があって、開放感があって、非日常感がある。
でも実際には、
同じ南国風なのに心地よい庭
なぜか落ち着かない庭
数年後に手を入れ直したくなる庭
がはっきり分かれます。
この差を生むのは、
植物の種類や量
お金のかけ方
ではありません。
南国風の庭づくりに対する考え方です。
この記事では、
南国風の庭でよくある勘違い
うまくいく庭に共通する視点
庭として長く愛されるための豆知識
を、実例に近い感覚でまとめています。

南国風の庭は派手にすればいいわけではない
まず一番多い勘違いがこれです。
南国風=派手
南国風=植物が多い
南国風=色が強い
実は、心地よい南国風の庭ほど、
派手さは控えめ
です。
理由は簡単で、
南国らしさは量ではなく空気感で決まるから。
・植物の隙間
・風が抜ける余白
・影が落ちるスペース
これがない庭は、
南国風というより
ただの緑が多い庭
になってしまいます。
南国風の庭は完成を目指さない方がうまくいく
南国風の庭づくりで、
意外と大事な豆知識があります。
それは、
完成形を決めすぎない
ということ。
南国の景色を思い浮かべてみてください。
きっちり整った庭園よりも、
少しラフで、自然に馴染んだ景色の方が印象に残るはずです。
南国風の庭は、
作り込む庭ではなく
育っていく庭
です。
最初は少し物足りないくらいでちょうど良い。
数年かけて、その家だけの雰囲気に育っていきます。
南国風の庭は実は色数が少ない
南国と聞くと、
カラフル
という印象を持つ方も多いですが、
庭づくりでは逆です。
うまくいっている南国風の庭ほど、
色数は少ない。
・緑
・白
・茶
・グレー
この中でほぼ完結しています。
植物の緑が主役になるため、
他の色は控えめにすることで、
南国の空気感が際立ちます。

南国風の庭で一番大事なのは影
南国風の庭を語るうえで、
実は植物よりも重要な要素があります。
それが影です。
・葉の影が地面に落ちる
・時間帯で影の形が変わる
・風で影が揺れる
これがあるだけで、
庭に動きと奥行きが生まれます。
南国風の庭づくりでは、
植物を見る
だけでなく
影を見る
という視点を持つと、完成度が一段上がります。
南国風の庭は日当たりがすべてではない
南国植物は日光が必要、
これは間違いではありません。
ただし、
日当たりが良ければ良いほど正解
というわけでもありません。
強すぎる直射日光
反射の多い場所
風が抜けすぎる場所
こうした環境では、
植物がストレスを感じることもあります。
南国風の庭づくりでは、
日向
半日陰
風の通り道
を組み合わせることで、
自然な表情が生まれます。

南国風の庭は使い方を決めると失敗しにくい
南国風の庭を考えるとき、
必ず考えておきたい豆知識があります。
それは、
その庭をどう使うか
です。
・眺めるだけの庭
・たまに外に出る庭
・日常的に過ごす庭
使い方によって、
植物の配置
余白の取り方
動線
が大きく変わります。
南国風の庭は、
使い方が曖昧なままだと
ただの雰囲気重視の庭
になりがちです。
南国風の庭は家との距離感が重要
庭単体で考えると、
南国風に見えるのに、
家と一体で見ると違和感が出る
というケースは意外と多いです。
豆知識として覚えておきたいのは、
南国風の庭ほど
家との距離感が大切
ということ。
・建物に近すぎない
・壁に影が映る距離を取る
・視線が抜ける方向をつくる
これだけで、
庭と家が自然につながります。
南国風の庭でありがちな失敗例
植物を詰め込みすぎる
南国感を出したくて、
最初から植物を入れすぎると、
数年後に手が付けられなくなります。
完璧を目指してしまう
整えすぎると、
南国らしさが消えます。
周囲の環境を無視する
隣家や道路との関係を考えないと、
落ち着かない庭になります。
南国風の庭は季節ごとの変化を楽しむもの
南国風の庭は、
一年中同じ顔をしているようで、
実は少しずつ変化しています。
・夏は影が濃くなる
・秋は空気が澄んで見える
・冬はシルエットが際立つ
・春は新芽が目立つ
派手な花がなくても、
変化を感じられるのが南国風の庭の魅力です。

南国風の庭は手入れが楽な方が長続きする
豆知識としてとても重要なのが、
南国風の庭は手入れが楽な方が成功する
ということ。
・刈り込みが頻繁に必要
・落ち葉が多すぎる
・水やりが大変
こうした庭は、
どんなにおしゃれでも続きません。
南国風の庭は、
ほどほど
が一番です。
南国風の庭は非日常を日常にする装置
南国風の庭の価値は、
特別な日に使うこと
ではありません。
・朝、外を見る
・帰宅時に視線が抜ける
・夜に風を感じる
こうした日常の中で、
気持ちを切り替えるための装置
として機能します。
南国風の庭は考え方で8割決まる
南国風の庭は、
植物の種類や数よりも、
考え方で8割が決まります。
・盛りすぎない
・完成を急がない
・影と余白を大切にする
・家との関係を考える
この豆知識を知っているだけで、
南国風の庭は
長く愛される庭
になります。
庭は、
見せるもの
でありながら、
感じるもの。
南国風の庭は、
暮らしの中に静かな贅沢をつくってくれます。